① 本来、静脈内鎮静法の実施にあたっては、生体モニター、点滴セット、鎮静薬等の薬剤、緊急時に用いる機材や薬剤が必要です。
普段の診療では頻繁に使用することがないのに、保管に場所をとってしまったり、薬剤などは知らぬ間に使用期限が過ぎてしまったりと、導入・維持コストがかかる上に管理も煩雑になってしまいます。
出張麻酔サービスでは酸素ボンベを除き、必要な機材・薬剤は全て持参致しますので、生体モニターのような高価な機材の購入や、煩わしい薬剤の管理をする必要がありません。
② 多くの患者さんは、手術や治療に対して緊張や不安、恐怖を抱えており、合併症をお持ちの方のみならず、健康な方でもバイタルサインが正常であるとは限りません。このような状態に手術の侵襲・痛みなどのストレスが加われば、合併症を悪化させたり、偶発症を起こすことになりかねません。術中の全身管理を歯科麻酔医に任せることで、術者の先生は安心して手術・治療に集中していただくことができます。
③ 全身管理を歯科麻酔医が行うことにより、疼痛反射等の有害な反射が抑制されたり、出血が抑えられることにより術野が明視できるなど、手術の精度が向上します。