インプラントは埋入後徐々に周囲の骨と結合していきます。しかし、その過程で硬い食べ物を噛んだり、無意識に食いしばったりして無理な力をかけてしまうと、グラつきや脱落につながる可能性があります。また、インプラントと歯の結合を妨げるインプラント周囲炎は、初期の段階では自覚症状がないため、歯科医院でしっかりとチェックする必要があります。
メンテナンスでは、インプラントを長持ちさせるために口の中の環境を良い状態に保たれているか、主に次のようなポイントについてチェックします。
- インプラント周囲炎の症状の有無
- 人工歯、インプラント、アバットメントの状態
- 噛み合わせ
- インプラントを埋め込んだ歯茎と骨の健康状態
- 口腔内の清掃状態
これらを確認後、異常がある場合は処置を行います。特に異常がない場合でも、日々のセルフケアでは取りきれていない汚れの除去を行います。
メンテナンスをするのとしないのでは、インプラントの寿命が格段に違ってくるため、メンテナンスは長くインプラントを使うために欠かせない術後のケアだといえます。インプラントのメンテナンスは、状態によって3ヶ月から半年に一度を目安におすすめしております。