高血圧、喫煙より歯の疾患は死亡リスクが高い!虫歯や歯周病を放置し歯を失うことは、お口の中にとどまりません。全身を蝕み、お金を失い、寿命を縮めるリスクがあることを知りましょう。
1、定期検診のススメ歯科医院で定期検診を受けている人と、そうでない人では医療費(歯科以外の全身)が、2年間で約1.73倍多くかかります。※1
2、歯の本数が少ないと健康寿命が短い65歳以上の高齢者では、歯が20本以上残っている人と0本の人を比べると、健康寿命で92日長く、要介護が55日短い。※2
3、歯の病気と全身疾患の関連性むかしから糖尿病と歯周病との(双方向性)関連は知られていました。近年は、誤嚥性肺炎を代表する呼吸器疾患、認知症、悪性腫瘍、肥満などとの関連がわかってきました。※3
4、歯を失うと死亡リスクが高くなる。
Nakazawa N, Kusama T, Cooray U, et al. Large contribution of oral status for death among modifiable risk factors in older adults: the JAGES prospective cohort study [published online ahead of print, 2022 Mar 1]. J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2022;glac052. doi:10.1093/gerona/glac052
死亡リスクのナンバーワンは「年齢」です。年齢が増せば死亡リスクが高くなるのはおわかりいただけると思います。その「年齢」を織り込み済みでその他の死亡リスクを見ると、「現在歯数」が大きな死亡リスクとなります。
特に男性では「喫煙」「高血圧」よりも「歯数」の方が死亡リスクが高くなっています。女性は男性ほど「現在歯数」のリスクは高くありませんが、「口腔機能の低下」「咀嚼機能の低下」「口渇」などの口腔領域の疾患が20位内に入っています。※4
5、歯を失うと認知症リスクも高くなる
「久山町研究」という福岡県久山町民を対象とした世界的に有名な疫学研究があります。それによると、歯を失う数が多くなる程、認知症とアルツハイマー病が明らかに高くなっています。※5